外壁塗装の塗料は、塗装後に外壁に残る樹脂、顔料、添加剤、そして外壁の塗膜に残らない溶剤で構成されています。
特に樹脂の成分によって塗料の機能や耐久性が変わります。これから、塗料がどんな成分で構成されているのかを見ていきます。
顔料
顔料には着色顔料、体質顔料、機能性顔料の3つの種類があります。
着色顔料は外壁に色を付ける役割があり、有機顔料と耐候性に優れた無機顔料があります。体質顔料は外壁の見た目や光沢を調整する役割があり、機能性顔料は塗料に防錆や防カビの機能を持たせる役割があります。
樹脂
塗料の選択では、樹脂の種類が大切です。塗料には外壁を保護する役割があり、その樹脂の種類によって耐久性や仕上がり、価格などが異なります。樹脂には耐久性の高いものからフッ素樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料などがあります。
添加剤
添加剤には防カビ、防錆、防腐などの様々な機能を持ったものがあります。例えば、防カビ添加剤は湿気の多い場所でカビを抑制し、防腐添加剤は木材や金属の劣化を防ぎます。これらの添加剤は建物を守り、塗料の耐久性や品質を向上させます。
溶剤
溶剤は、樹脂を薄くするために使われる成分で、揮発性があり、外壁に残らない性質を持っています。また、最近は環境への配慮や作業者の安全性を考慮して、水性塗料がよく使われるようになってきています。
