コーキングは、弾性に富んだ樹脂系の目地充填剤で、外壁材の隙間に注入され、外壁の耐久性を向上させる重要な役割を果たします。
多く使用されているサイディングボードやALCパネルなどの外壁材は、工場で生産されてから新築住宅工事現場に搬入され、一定の隙間を置いて貼り付けられます。
コンクリートやモルタルに比べ、工法が容易で工期も短いことから、需要があり採用されています。
外壁材が気温変化による膨張で外壁材同士が衝突し破損することを防ぐため、隙間を設け
コーキング（シーリング）を注入することにより、防水性と耐候性を備えた外壁ができるのです。
しかし、コーキング自体も風雨や太陽光などの自然要因にさらされる事から経年劣化が進み、ひび割れや亀裂が入って硬くなり伸びがなくなると剥離などが発生します。
耐久性を維持する為にもコーキングの劣化具合は定期的に点検する必要があります。
そして劣化の進行具合により適切なタイミングでコーキングの補修や交換が必要です。
最後に、塗装の用語でコーキング・シーリングとお店によって呼び方が違っている場合があります。
厳密には内容は変わってきてしまうのですが、塗装工事においては、コーキング工事とシーリング工事は、同じもの、同じ工事の内容と考えて特に問題はありません。
