木部の劣化症状と塗替えが必要な時期の目安

木部の塗り替え時期は、木材の劣化症状を注意深く観察することが大切です。

一般的な木部分では、軒天、破風板、面格子、窓枠、玄関まわり、ウッドデッキなどが含まれます。

木部の塗り替えが必要な時期の目安となる主な劣化症状のご紹介をいたします。

チョーキング

塗膜が紫外線や水によって加水分解し、白い粉状のものが表面に付着する状態。

この劣化が見られた場合、塗り替えを検討する時期と言えます。

変色・退色

塗料に含まれる樹脂が光や雨水によって劣化し、塗料の色が変わる状態。

木部塗装が太陽光によって、顔料の性質が変化することにより、退色が生じた場合は、塗り替えを検討するべきです。

カビやコケの発生、付着

湿度の高い場所や日光の当たりにくい場所でカビやコケが発生すると、木部の劣化が進む可能性があります。

また、塗料に含まれる防カビ・防藻剤の薬効成分がなくなってきた場合も、塗り替えを考える時期の目安です。

膨れ

塗膜が木部に対して適切に付着しない状態で、膨れが生じた場合。

これは浸水や塗料の付着力の低下、塗膜や素地の蓄熱による熱伸縮などが原因となります。

剥離

塗膜が木材に対して十分な付着力がなく、剥がれが生じた場合。下地処理が不十分な場合も早期の剥離が発生しやすいです。

木材の腐食

湿気や腐朽菌によって木材が劣化し、腐食が進行している場合。木材の劣化が進むと見た目や強度が低下し、交換が必要となります。

これらの劣化症状が見られた場合、進行を抑える対策を早めに行う事が必要です。

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